会計ツールと自動連携して投資家へ経営情報を共有する方法

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このガイドではスタートアップの方向けに、経営情報の自動取込み設定を行い、さらに投資家へデータ共有できるようになるまでの手順を解説しています。 会計ツールと連携をすることで毎月の現金残高・P/L・B/Sを自動取り込みしスムーズに自社の経営情報を共有いただくことが可能です。 ※経営情報の自動取込み設定ができるのは、freee会計・マネーフォワードクラウド会計・マネーフォワードクラウド会計Plusのいずれかをお使いの場合のみです。
目次

1. smartroundと会計ツールの連携

freee会計またはマネーフォワードクラウド会計をお使いの場合、API連携による随時のデータ取込みに加え、経営情報を毎月特定のタイミングで自動取込みするよう設定することができます。まずは、経営管理smartroundにてAPI連携を行うところまで説明いたします。

①経営管理smartroundを開く

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経営管理smartroundでは、自社の財務データやKPI等の経営指標を一括管理し、自社の経営会議や株主への共有に使うことができます。
smartroundのホーム画面より「経営管理smartround」を選択してください。
「外部サービス連携」を選択します。
以下では、ご利用中のツールに合わせて、freeeとマネーフォワードいずれかの連携方法をご確認ください。

②-1 freee会計との連携方法

freee会計の「API連携」を選択してください。
「連携開始」を選択してください。
freeeにログインし、アプリ連携の開始を「許可する」を選択してください。
連携を許可後、連携する事業所を選択してください。freee側で複数事業を閲覧可能としている場合、複数の選択肢が表示されます。
「連携状況」が連携中と表示されていれば、連携完了となります。

②-2 マネーフォワードクラウド会計との連携方法

マネーフォワードクラウド会計の「API連携」を選択してください。
※以下は、マネーフォワードクラウド会計Plusとの連携についても同様です。
「連携開始」を選択してください。
連携対象のMFアカウントを選択してください。
取り込み対象の事業者を選択してください。
アプリとの連携を許可してください。
「連携状況」が連携中と表示されていれば、連携完了となります。

2. 過去のデータの取り込み(freee・マネーフォワード共通)

過去分の経営情報も入力するため、会社設立時から現在までのデータを取り込みます。API連携設定画面にて、「手動でデータ取込み」ボタンを押下してください。
「経営情報のデータ取込み」画面が表示されますので、「取込み期間」の欄で会社設立時から現在までの期間を指定し、「手入力したデータへの上書き」の「する/しない」を選択してください。 「取込み」ボタンを押下すると取込みが開催されますので、1,2分お待ちください。
データの取込みに成功すると、「結果」の欄に「成功」と表示されます。
ここまでで、過去から現在までの経営情報の取り込みが完了しました。

3. データの自動取込み設定(freee・マネーフォワード共通)

次に、会計ツールから毎月自動的にデータを取り込めむための設定を説明いたします。 freee会計・マネーフォワードクラウド会計どちらかご利用される方の「自動取込み」を選択してください。
自動取込み設定画面が表示されますので、「自動取込み」欄で「する」を選択し、毎月何日に取込むか、また前月分または前々月分どちらの財務数値を取込むかを選択してください。
「取込んだデータ」の右下に「自動取込み(毎月○日の17時以降)」と表示されていれば、自動取込み設定は完了です。
データの自動取込みを設定すると、毎月設定した日の17時以降にデータ取込みの成功/失敗をお知らせするメールが届きます。
 
  • 成功した場合
  • 失敗した場合

4. データ閲覧権限の付与

データ閲覧権限を付与するには、「つながり」画面から「会社間のデータ共有」タブを開きます。 権限を付与したい会社の「データ閲覧権限」項目もしくは三点リーダーの「データ閲覧権限を選択」を選択します。
「データ閲覧権限を選択」画面が表示されます。何もデータ閲覧権限を設定していない場合、まずはデータ閲覧権限の設定が必要ですので、「データ閲覧権限を追加」を選択してください。
次に表示される画面にて、「データ閲覧権限名」および「権限を付与するデータ」のうち投資家へ共有してもよいものにチェックをいれ、保存を押下してください。
さらに先ほど保存した権限を選択し、「保存」を押下してください。
以上でデータ閲覧権限の付与が完了しました。 なおデータ閲覧権限を付与した投資家側からの共有画面の見え方については、こちらのご利用ガイドをご参照ください。
 
以上でセットアップは完了となります。 今回ご紹介した経営管理smartround以外にも、株主総会の招集通知の送付/委任状の回収を効率化する株主総会smartroundや、IPOスタートアップの事例を見ながら簡単に資本政策のシミュレーションが行える資本政策smartroundなども全て無料でご利用いただくことが可能です。 また他の株主に対してもsmartroundを用いてデータ共有することで一元的に株主コミュニケーションを行うことができます。ご不明な点がございましたらサービス右下のチャットボックスよりお気軽にお問い合わせください。
投資家に対してデータを共有する方法(補足)
smartroundで入力した内容は投資家へ共有することが可能です。(共有された投資家もスタートアップの情報を閲覧する際に料金はかかりません。) 投資家への情報共有を一元化することで効率的なコミュニケーションを実現しましょう。
①つながり申請(スタートアップ側)
つながり申請の送付方法は「smartroundのパートナーに送信」「URLを任意で送付」「メールで送信」の3通りがありますので、任意の方法で投資家へつながり申請を送付できます。
②つながりの承認(投資家側)
投資家宛に下記のようなメールが届きますので、つながり申請を承認してもらいます。(投資家側のアカウントで承認作業が必要です。)
③データ閲覧権限の付与(スタートアップ側)
データ閲覧権限を付与するには、「つながり」画面から「会社間のデータ共有」タブを開きます。権限を付与したい会社の「データ閲覧権限」項目もしくは三点リーダーの「データ閲覧権限を選択」を選択します。
「データ閲覧権限を選択」画面が表示されるので、この会社に付与するデータ閲覧権限を選択し、保存してください。データ閲覧権限の新規作成や編集は、「データ閲覧権限を追加」から行うことができます。