このガイドでは、投資家の皆様がフリープランでもご利用いただける「株主総会における委任状の提出」及び「投資先から共有されたデータの閲覧」についてそれぞれ具体的な手順をご案内いたします。また、「株主総会における委任状の提出」及び「投資先から共有されたデータの閲覧」については投資先数が何社であっても無料でご利用いただくことが可能です。
※ファンド全体のパフォーマンス可視化やLPに報告する投資先ごとのレポート作成機能などはプロフェッショナルプランにて提供しております。ご興味がある方はお問い合わせください。
1. [基本設定]投資ビークル/投資先を追加する
投資ビークルの追加
https://jp.smartround.com/にアクセスし、画面右上の「無料ではじめる」から新規登録をします。
参考記事:新規登録を行う(支援者側)
新規登録後ログインすると、以下のようなホーム画面が表示されます。
「投資管理」をクリックしましょう。
まずは投資ビークルの名称を入力し、「保存」をクリックします。
他にも投資ビークルがございましたら右上の「投資ビークルを追加」より、入力していただけます。
なければそのまま投資ビークル名を選択していただき、次の画面に遷移してください。
投資ビークルの中で、投資先を追加することができます。「投資先を追加」をクリックし、投資先の名称を入力しましょう。
2. [基本設定]投資関係確認を結ぶ
投資先の入力が完了しましたら、投資関係確認を申請しましょう。
投資関係確認とは、特定の投資家が特定のスタートアップに対して投資したことを、当該の投資家・スタートアップ双方によってsmartround上で確認されることです。 投資関係確認が完了すると、スタートアップがデータ閲覧権限を付与することができます。
投資関係確認の送付方法は、以下の2つがあります。
投資先ごとにURLを発行し送付する方法
「一括確認申請」から送付する方法
以下では、それぞれ説明いたします。
投資先ごとにURLを発行し送付する
投資先一覧画面にて、投資関係を確認したいスタートアップの行の「確認申請」ボタンを選択してください。
以下のような画面が表示されますので、「コピーする」ボタンを押下し、任意の方法でURLをスタートアップへお送りください。文章中のURLはサインイン画面へのリンクとなっており、スタートアップはこのURLからログインまたは新規登録することで、投資関係確認および証券データのコピーを行うことができます。
「一括確認申請」から送付する
投資関係確認が未確認のスタートアップに対しては、「一括確認申請」から投資関係確認を送付することもできます。
投資先一覧画面右上の「一括確認申請」ボタンを選択してください。
一括確認申請画面にて、「送信先」と「申請する閲覧権限」を順番に設定していきます。また「申請」は「申請する」を選択したままにしてください。
「送信先」の「選択」ボタンを押下すると、「投資関係確認」が未確認のスタートアップの連絡先が表示されます。スタートアップの「管理情報」の「連絡先」にすでに担当者名とメールアドレスが入力されている場合、それらの値がプリセットされています。そうでない場合、空欄になっていますので「氏名」と「Email」を入力してください。
「投資関係確認」を送信するスタートアップにチェックを入れて「選択」を押下してください。
一括確認申請画面に戻りますので、「申請する閲覧権限」ボタンを押下してください。以下のような画面が表示されますので、申請する閲覧権限にチェックを入れ「選択」ボタンを押下してください。
全ての項目を入力したことを確認し、「送信」ボタンを選択してください。
以上で、「投資関係確認」が送付され、スタートアップへは以下のような文面のメールが届きます。
メールから閲覧権限を申請された項目をご確認いただけます。
スタートアップは「投資関係確認」ボタンからログインまたは新規登録することで、投資関係確認を承認することができます。
スタートアップが承認すれば、投資関係確認は完了です。
3. [活用例]投資先から共有されたデータを閲覧する
投資先管理画面からデータを閲覧したい投資先を選択してください。
「投資先から共有されたデータ」において、データ閲覧権限を付与したデータについて閲覧することができます。
投資先に閲覧権限を申請する
投資先のデータで、閲覧したいが権限が付与されていない項目がある場合、投資先にリクエストを送ることができます。
「投資先から共有されたデータ」を選択した状態で閲覧できないデータの画面は、以下のようになっています。ここで「閲覧権限を申請」ボタンを選択してください。
以下のような画面が表示されますので、申請する閲覧権限を選択し「申請」を押下してください。
投資先へはメールが送付されます。投資先側の対応が完了次第、申請した項目のデータが閲覧できるようになります。
4. [活用例]株主総会の委任状に回答・提出する
招集通知の受信
発行体が招集通知を送付すると、発行体が指定したメールアドレス(複数指定可)宛にsmartroundから以下のような招集通知メールが届きます。
委任状の回答
招集通知及び添付資料の内容を確認したら、委任状の回答へ進みます。 ここでは2種類の回答方法についてご説明します。
①smartroundで回答する場合
招集通知メールの「smartroundで作成・提出」をクリックすると下記のような委任状回答フォームが開きます。議案への賛否を入力の上、ご提出ください。
②書面で回答する場合
招集通知メールの「PDFをダウンロード」をクリックしてください。 PDF形式の委任状を印刷し、議案の賛否を記載し郵送してください。
招集通知の転送
smartroundから届いたメール内に「この招集通知メールを転送」というボタンがあり、そちらから任意の担当者に転送することができます。
※ただし、転送元の担当者は委任状回答権がなくなることをご注意ください。
押下すると、smartround上で「招集通知を転送」の画面が立ち上がりますので、必要な項目を入力していただくことで転送が完了いたします。
転送が完了すると、確認画面が立ち上がりますので、正確に転送が行われていることをご確認ください。
なお権限が付与されていれば投資先から共有された株主総会のデータを選択でき、投資先会社画面から以下のように閲覧できます。委任状の回答は、こちらの画面からも行うことができます。
※右上のラジオボタンが「投資先から共有されたデータ」になっていることを確認してください。