ビークルごとの取引履歴は、トランザクション画面で記録することで、ファンド残高や出資未履行金額などを一元管理できます。 トランザクションに取引履歴を入力することで、バジェット画面で次回キャピタルコールの見込み時期の確認が行えるようになります。 また、パフォーマンス画面では、これまでの投資・回収実績とIRR・DPI・RVPIなどの評価指標を自動で算出・表示します。
1.事前設定:ビークルの基本情報を設定する
「トランザクション」へ取引履歴を入力する前に、ビークルの基本情報を設定します。
「投資管理」の「投資ビークル」の一覧より対象のビークルを選択します。
「設定」タブより「ビークルの基本情報」を選択します。
「編集」から各項目を設定し、保存します。
表示項目 | 内容 |
①投資ビークル区分 | カテゴリを選択します。 投資ビークルのカテゴリ(区分)を表示します。 |
②氏名または名称 | 法人名・組織名・個人投資家名を入力します。 投資関係が確認されたスタートアップの証券データ画面において、証券保有者の「保有者名」として利用されます。 |
③住所 | 所在地を入力します。 投資関係が確認されたスタートアップの証券データ画面において、証券保有者の「住所」として利用されます。 |
④通貨 | 運用通貨を選択します。 ビークルの通貨が設定されていればビークルの指定通貨に換算され、設定されていなければ「会社アカウント」の指定通貨に換算されます。 |
⑤ファンドステータス | 運用状況を選択します。未選択の場合は「-」が表示されます。 |
⑥ファンド期間 | 契約書等に記載されている、ファンドの存続期間を入力します。 開始日〜終了日の形式で表示され、未設定の場合は「-」が表示されます。 |
⑦出資約束金額 | 契約書等で出資者が出資を約束した金額を入力します。 トランザクション画面には取引種類「クローズ」として表示され、入力した金額は「出資未履行金額」となります。 |
⑧決算月 | 契約書等で定めた、ファンドの決算日の月を選択します。 画面には月数で表示され、未設定の場合は「-」が表示されます。 |
⑨取得金額の計算方法 | 証券の喪失(売却や償還)が発生した際の計算方式を選択します。 先入先出法:証券を取得日ごとに分けて管理します。証券の喪失があった場合は、先に取得した証券から順に喪失したものとみなして取得金額を計算します。 移動平均法:証券を取得日ごとに分けず、証券ごとに数量と取得金額をまとめて管理します。証券の喪失があった場合は、平均取得単価(取得金額の合計 ÷ 保有数量)に喪失数量を掛けた金額分だけ取得金額が減少するものとみなして計算します。 |
⑩キャピタルコール基準金額 | 契約書や社内規則などでキャピタルコールを行う基準を定めている場合に入力・選択します。設定するとバジェット画面において、この条件に該当する時期を予想して表示します。未設定の場合は「-」が表示されます。 【選択できる形式】 ・設定しない(自動予測を行わない場合) ・出資履行金額のX%以下 ・出資約束金額のX%以下 ・投資可能残高がX以下 |
2. 取引履歴を登録・管理する
トランザクション画面では、投資ビークルごとの入出金(キャピタルコール、投資、回収、分配など)を取引種別に沿って記録します。
2-1.取引を登録する
「トランザクション」タブより取引の登録を行います。
「データを追加」ボタンをクリックします。
「取引日」「取引時間」「取引種類」「金額」「備考」を入力し、保存します。
※「取引種類」については取引の内容を選択肢から選択します。該当する選択肢がない場合は「その他(入金)」もしくは「その他(出金)」を選択してください。
参考記事:取引種類
2-2.取引を編集・削除する
登録済みの取引は、右端の三点リーダーから「編集」や「削除」が行えます。
2-3.証券データを取り込む
トランザクションに追加されていない証券データがある場合、トランザクションの一覧画面に以下メッセージが表示されます。
「一覧に表示」をクリックします。
追加したいトランザクションの右側「追加」ボタンをクリックします。
トランザクションを追加前に編集する場合は、右端の三点リーダーから「編集して追加」を選択します。
編集後、「追加」ボタンをクリックします。
トランザクションを追加せず削除したい場合は、右端の三点リーダーから「削除」を選択します。
(※証券データ自体は削除されません)
3.バジェットへの反映
トランザクションの入出金実績をもとに、将来のファンド預金残高やキャピタルコールの見込時期を予測できます。
バジェット画面では、トランザクションに登録した取引データと検討中の案件パイプラインをもとに、「ファンド預金残高」「キャピタルコール基準金額まで」「次回キャピタルコール見込時期」などの指標が自動で算出・表示されます。
参考記事:ファンドのバジェットを管理する
4.パフォーマンスへの反映
トランザクション・投資先評価・証券データをもとに、ファンドの投資パフォーマンスを可視化できます。
「パフォーマンス」画面では、「トランザクション」に登録した取引データをもとに、「投資社数」「投資累計額」「分配金累計額」「出資未履行金額」などの指標が表示され、投資額や残高の推移をグラフで確認できます。
また、トランザクション・投資先評価・証券データをもとに「DPI」「RVPI」「IRR」が自動算出され、年度ごとの推移を「パフォーマンス指標推移」グラフで確認できます(グロス/ネットの切替も可能です)。













