投資先の管理情報では、複数ビークルから同一の投資先に投資を実施している場合を含め、ビークルに追加されているスタートアップの証券データを参考に自動計算された投資先ごとのパフォーマンスを確認することができます。
ビークルに追加されているスタートアップの証券データを参考に自動計算された投資先ごとのパフォーマンスを確認することができます。
「持分比率」
持分比率は投資先の「保有株式」/「顕在株式数」で計算されます。
smartround上では投資先の証券データに登録されている、「自社投資ビークルの保有数量」と「顕在株式合計」を参照し自動計算されています。
「持分現在価値」
投資先評価機能で評価が1件でも登録されている場合、表示時点で最も新しい評価の「評価額(xx法)」が表示されます。
xx法はファンド設定 > 投資先評価・概要 > 評価準則で切り替わります。
有責会計基準と金融商品会計基準両方を選択している場合は、評価額(有責法)が適用されます。
持分現在価値は「最新の評価額」×「持分比率」+「J-KISS・SOの持分現在価値」で計算されます。
smartround上では投資先の証券データに登録されている、「最終ファイナンスイベントにおける時価総額」と「自社投資ビークルの保有数量」と「自社投資ビークルが保有しているJ-KISS及びSOの簿価」を参照し自動計算されています。
「最新の評価額」は、証券データに登録されている最新日付の資金調達時の株価に発行済株式数を掛け合わせた値となります。
それとは別の評価額を「最新の評価額」としてご利用されたい場合は、「投資先評価」から別途評価を入力してください。
※投資先評価を利用するにはプロフェッショナルプランへのアップグレードが必要です。
投資先スタートアップと投資家の通貨が異なる場合
投資先スタートアップと投資家の通貨が異なる。かつ、「為替設定」でスタートアップ通貨のまま表示にしている場合は、投資先評価の値を反映しない仕様です。証券データに登録されている最新日付の資金調達時の株価に発行済株式数を掛け合わせた値が反映されます。
(「為替設定」で投資家の通貨設定に変換して表示している場合は、投資先評価の値を反映します。)
「回収総額」
回収総額は株式が現金化された金額の総額が表示されます。
smartround上では投資先の証券データに登録されている、「自社投資ビークルから株式異動/M&A/IPO/その他により現金化された金額の総額」を参照し表示します。
「投資累計額」
投資累計額は各ビークルから対象投資先に投資した金額の総額が表示されます。
smartround上では投資先の証券データに登録されている、「自社投資ビークルから投資した金額の合計」を参照し表示します。
「RVPI」
RVPIは「持分現在価値」/「投資累計額」で計算されます。
投資した金額に対する、現在保有している証券の価値の割合を確認することができます。
「DPI」
DPIは「回収総額」/「投資累計額」で計算されます。
投資した金額に対して、すでに現金として回収された金額の割合を確認することができます。
「TVPI」
TVPIは(「持分現在価値」+「回収総額」)/「投資累計総額」で計算されます。
投資した金額に対して、評価益と既に回収した利益の総額がどれくらい増減しているのか確認することができます。
「IRR」
スタートアップ投資におけるIRRは、初回投資日の翌日から1年間を1期目とします。それ以降、現金回収が行われるとキャッシュインとします。最後に持分現在価値が最終年に全額回収されるとみなします。
smartround上では投資先の証券データに登録されている「自社投資ビークルから投資先への初回投資日及び投資額」が初回投資日のキャッシュアウトとして計算されます。
それ以降は、証券データに登録されている「株式異動/M&A/IPOにより現金化された取引日及び回収金額」を参照し対象期のキャッシュインとして計算されます。
最後に「閲覧日の日付」と「smartround上で自動計算された持分現在価値」を参照し対象期のキャッシュインとして計算されます。
例えば、
・2020/01/01に初回投資 株価1,000円を1000株 100万円で購入
・2020/10/01に株式異動により500株を株価10,000円で500万円で売却
・2022/02/01には株価20,000円、持分現在価値は1,000万円に上昇している
場合のIRRは下図のようになります。
※2022/02/01にIRRの閲覧を行なっているものとする。