smartroundでは、各投資ビークルに投資先情報を追加するだけで、関連するファイルや証券データなどを一元的に整理し、効率的に管理できます。
投資先情報を管理する
1. 投資先を追加する
1-1. ビークルに投資先を追加する
投資ビークル名から投資先を追加したいビークルを選択します。
参考記事:投資ビークルを管理する
「投資先を追加」ボタンをクリックします。
「投資先名」に会社名を入力します。
「投資ステータス」を選択して「保存」をクリックします。
1-2.メイン管理データを設定する
投資先一覧画面の各種数値はメインデータに基づいて算出されます。
「投資先から共有されたデータ」または「自社で入力したデータ」のいずれかをメイン管理データとして設定できます。
「投資先管理」の一覧に追加した投資先の会社名をクリックします。
画面右上のラジオボタンで、「投資先から共有されたデータ」または「自社で入力したデータ」を切り替えて表示できます。
一覧に表示したいデータを選択し、「メイン管理データに変更」をクリックします。
項目 | 内容 |
投資先から共有されたデータ | 投資先が入力した情報を表示します。このデータを閲覧するには、投資先からの「投資関係確認」と「データ閲覧権限」付与が必要です。 |
自社で入力したデータ |
外部チャットのリンク追加方法
投資先一覧の三点リーダーから「外部チャットのリンクを編集」を選択すると、Facebookメッセンジャーなどご利用中のチャットサービスのURLを吹き出しアイコンに登録できます。
登録後は、アイコンをクリックするだけで登録したチャットサービスが新しいタブで開き、投資先とのコミュニケーションをスムーズに開始できます。
2.投資先を検索する
画面上部の検索窓に投資先名を入力してください。
該当する投資先がビークルごとに表示されます。ビークルの閲覧権限がない場合は表示されません。
投資先にカーソルを置くと、サービス名が表示されます。
閲覧したいデータの画面を選択してください。
3.投資先ステータスを変更する
投資先がエグジットした場合、ステータスを変更できます。
投資先一覧の三点リーダーから「投資ステータスを編集」をクリックします。
投資ステータス「エグジット済」をクリックして、該当の「区分」・「エグジット先」を選択します。
4.投資先を削除する
投資先一覧の三点リーダーから「投資先を削除」を選択することで、投資先の削除が可能です。
5.投資先名を変更する
<ご注意>
投資先の会社名が変更になった場合、利用しているデータによって対応が異なります。
・「投資先から共有されたデータ」を利用している場合は、投資先に会社情報の変更を依頼してください。
・「自社で入力したデータ」を利用している場合は以下の手順で会社名を変更してください。
なお、フリープランの場合は、「自社で入力したデータ」の編集ができません。
誤って投資先名を登録してしまった場合は、投資先を削除して新たに追加してください。
投資先の会社名を変更するには、投資先一覧の三点リーダーから「会社情報の編集」を選択します。
「自社で入力したデータ」をメイン管理に設定します。
「会社名/登記変更履歴」から会社名を変更して保存します。
法人情報取得機能について
投資先が登記変更している場合は、「国税庁の法人情報取得」から情報を上書きすることができます。
この機能では、会社名(変更登記含む)、会社名カナ、法人番号、郵便番号、本店所在地(変更登記含む)の情報が一括で更新されます。
6.為替設定を行う
各投資先に対して計算に使用する通貨を個別に設定できます。
この設定は投資先一覧、報告書、投資先評価、パフォーマンス画面などの数値表示に反映されます。
投資先一覧の三点リーダーから「為替設定」を選択します。
「為替設定」より「投資ビークルや会社アカウントの設定通貨に換算して表示」を選択し、過去イベントの日付ごとに為替レートを入力します。
換算先の通貨設定
投資ビークルの通貨設定がある場合はその通貨が適用され、設定がない場合は会社アカウント全体の通貨設定が使用されます。
為替レート欄が空白の場合
空白時に表示されている数値は、外部の連携先サービスから提供された過去イベント日の最終為替レートです。
何も入力されていない場合は、この数値で自動的に換算されます。
投資先の一覧表示とカスタマイズ
1.投資先を並べ替える
一覧の右上にある歯車マークをクリックします。
表示されるメニューから「ソート機能」を選択します。
「ソート項目」と「ソート順」を選択して「この条件で保存」をクリックします。
並び替えは自分のアカウントにのみ反映され、各投資ビークルに対して異なる設定を保存できます。
2.列項目グループを設定する
「投資先管理」の一覧画面の左上にあるプルダウンメニューから「列項目グループ」を選択すると、画面に表示される列が切り替わります。
カスタム「列項目グループ」を設定するには、一覧の右上にある歯車マークをクリックします。
表示されるメニューから「列項目グループを設定」を選択してください。
「列項目グループを追加」をクリックします。
「列項目グループ名」に任意の名称を入力します。
「全ての項目」から一覧で表示したい項目を選択し、右向きの矢印ボタンをクリックして「表示する項目」に移動させます。
一覧で非表示にしたい項目は、「表示する項目」から選択し、左向きの矢印ボタンをクリックして「全ての項目」に移動させます。
一覧での項目の表示順は、「表示する項目」の上下の矢印ボタンから変更が可能です。
設定が完了したら、「保存」ボタンをクリックして変更を反映させます。
左上のプルダウンから選択すると、画面表示されます。
設定した「列項目グループ」は、全てのメンバーで共有されます。
投資管理:デフォルトの列項目グループについて
「投資先管理」の一覧では、投資先の状況を多様な視点から把握できるよう、関連性の高い項目をまとめた列項目グループをデフォルトでご用意しています。
これらのグループを切り替えることで、目的に応じた情報を素早く確認できます。
1.投資先基本情報
投資先の基本的な財務状況と成長指標を一覧できます。
項目名 | 説明 |
株式シェア(顕在株式) | 発行済み株式総数に対する保有株式の割合 |
株式シェア(完全希薄化後) | 新株予約権などが全て行使されたと仮定した場合の、保有株式の割合 |
初回投資日 | 最初に投資を実行した日付 |
価値更新日 | 証券データに記録された直近の株価が変動したイベントの日付 |
持分コスト | 証券データを元に算出した、この投資ビークルが保有する証券の取得金額の合計 |
持分現在価値 | 現在評価されている保有持分の価値 |
売上前月比 | 前月と比較した売上の変化率 |
KPI前月比 | 前月と比較した主要業績評価指標(KPI)の変化率 |
ランウェイ | 現金残高とバーンレートから算出される、資金が尽きるまでの期間 |
最新月 | 経営管理で入力した最新の経営情報の月 |
2.データ共有状況
各投資先からのデータ共有状況を確認できます。
各項目には、データが共有されていれば「共有済」、共有されていなければ「未共有」と表示されます。
項目名 | 説明 |
証券データ | 投資先の証券に関するデータの共有状況 |
資本政策 | 投資先の資本政策に関するデータの共有状況 |
経営管理(経営情報・決算情報) | 投資先の経営状況に関するデータの共有状況 |
株主総会 | 投資先の株主総会に関するデータの共有状況 |
会社情報 | 投資先の会社情報に関するデータの共有状況 |
ライブラリ | 投資先との共有ドキュメントの共有状況 |
経営情報自動データ取り込み | 投資先が設定した、外部サービスからの経営情報の自動データ取込み設定の状況 |
3.キャッシュモニタリング
投資先のキャッシュフロー状況と資金繰りを把握できます。
項目名 | 説明 |
主担当 | 当該投資先の担当者 |
最新月(経営情報) | 経営情報が更新された最新の月 |
現金残高(経営情報) | 投資先の現預金残高 |
バーンレート(経営情報) | 投資先が1ヶ月あたりに消費する現金の額 |
ランウェイ(経営情報) | 現金残高とバーンレートから算出される、資金が尽きるまでの期間 |
4.投資先管理
投資ポートフォリオ全体のパフォーマンス評価に必要な指標を確認できます。
項目名 | 説明 |
初回投資日 | 最初に投資を実行した日付 |
保有数量 | 保有している株式等の数量 |
株式シェア(顕在株式) | 発行済み株式総数に対する保有株式の割合 |
投資累計額 | 当該投資に対する累計投資額 |
持分現在価値 | 現在評価されている保有持分の価値 |
回収総額 | 当該投資から回収した現金の総額 |
倍率 | 投資額に対する回収額の倍率 |
IRR | 内部収益率。投資の年間利回りを示す指標 |
DPI | 分配済み投資額倍率。投資元本に対してどれだけキャッシュが戻ってきたかを示す指標 |
RVPI | 残存価値投資額倍率。投資元本に対して現在未実現の価値がどれくらいあるかを示す指標 |
3.列項目を設定する
一覧の右上にある歯車マークをクリックします。
表示されるメニューから「列項目を設定」を選択します。
「全ての項目」から一覧で表示したい項目を選択し、右向きの矢印ボタンをクリックして「表示する項目」に移動させます。
一覧で非表示にしたい項目は、「表示する項目」から選択し、左向きの矢印ボタンをクリックして「全ての項目」に移動させます。
一覧での項目の表示順は、「表示する項目」の上下の矢印ボタンから変更が可能です。
設定が完了したら、「保存」ボタンをクリックして変更を反映させます。
設定した表示順序は、全てのメンバーで共有されます。
他のメンバーも同じ順序で一覧を表示できるようになります。