smartroundでは、ファンドや組合などの投資ビークルごとに投資先情報を分けて管理できます。複数のファンドを運用されている方は、ビークルを複数作成してご利用ください。
1.既存の投資ビークル情報を編集・登録する
アカウント作成時に自動で作成される「投資ビークル(名称未設定)」の情報を、運用されているファンドの情報に更新します。
メニューより「投資管理」を選択します。
アカウント作成直後は**「投資ビークル(名称未設定)」**が作成されています。
ビークル名の右にある三点リーダーより「編集」をクリックします。
運用されているファンドの情報を入力して、「保存」ボタンをクリックします。
項目 | 入力内容 |
投資ビークル区分 | ファンド、法人、個人などの区分です。 |
氏名または名称 | 法人名・組織名・個人投資家名を入力してください。 |
住所 | 入力内容は、投資関係(※2)が確認されたスタートアップの証券データ画面において、証券保有者の「住所」として利用可能になります。 |
※1 投資ビークル区分表
投資ビークル区分 | 用途 |
投資事業有限責任組合(LPS) | ベンチャーキャピタルファンド |
株式会社 | 事業会社による投資 |
個人投資家 | エンジェル投資家など |
民法の任意組合(NK) | 任意組合形式のファンド |
有限責任事業組合(LLP) | LLP形式のファンド |
商法上の匿名組合(TK) | 匿名組合形式のファンド |
合同会社(GK) | 合同会社形式の投資主体 |
一般社団法人 | 一般社団法人による投資 |
特定目的会社(TMK) | 特定目的会社形式 |
投資法人 | 投資法人形式 |
信託(投資信託、特定目的信託) | 信託形式の投資 |
その他 | 上記に該当しない形態 |
※2 投資関係確認の仕組みとメリット
投資関係確認とは、投資ビークルと投資先企業との間でスムーズにデータ共有を行うための仕組みです。
成立の流れ:
投資先をビークルに追加し、投資関係確認の申請を送信します。
投資先企業が申請を承認し、証券データとビークル情報を紐づけることで成立します。
成立後の主なメリット:
保有者情報の自動連携: 設定したビークル名や住所が、投資先側の証券データの保有者情報として自動で利用されます。
投資先が入力したデータの利用: 投資先企業が共有した証券データや経営情報の数値を利用して報告書を作成することができます。
参考ガイド:
2.新しい投資ビークルを追加・削除する
複数のファンドを運用している場合は、新しいビークルを作成して管理することができます。
「投資管理」の画面で「投資ビークルを追加」ボタンをクリックします。
運用されているファンドの情報を入力して、「保存」ボタンをクリックします。
プランに関する注意点
フリープランでも複数のビークルを作成できますが、「投資先から共有されたデータ」の閲覧のみ可能です。 「自社で入力したデータ」の閲覧・編集には、プロフェッショナルプランへのアップグレードが必要です。
参考ガイド:
3. 投資ビークルに投資先を追加する
作成した投資ビークルに投資先を追加します。
該当ビークルを選択し、「投資先管理」タブの「投資先を追加」ボタンから1件ずつ追加します。
詳しい手順は下記のガイドをご参照ください。
4.別ビークルからの追加投資を行う方法
追加投資の手順(ビークルBから新規投資)
既存の投資ビークル(ビークルA)で投資済みの投資先に対し、別のビークルBから追加投資を行う手順は以下の通りです。
1.既存の投資ビークル「ビークルA」より投資先を選択します。
2.画面右上「自社で入力したデータ」を選択します。
3.投資先ページの「証券データ」の「保有者」タブを開き、「保有者の追加」を選択してください。
4.「入力方法」を「自社ビークルから入力」を選択し、プルダウンより「ビークルB」を選択します。
5.保有者に「ビークルB」が追加されます。
注意点(重要)
追加投資の操作を行っても、追加投資先のビークルとは投資関係確認は結ばれません。
既存のビークルで確認済みであっても、改めて投資関係確認を行っていただく必要があります。
よくあるご質問
Q1.投資先を別のビークルに移動させることはできますか?
A1.はい、可能です。
投資先の移動は、以下の2段階の手順で完了します。
1.投資先を移動先のビークルと共有(保有者として追加):
移動先のビークルを、投資先の「証券データ」より「保有者」として追加します。
2.証券情報の保有者を付け替え:
追加された移動先のビークルに対して、現在の保有ビークルが持っている証券データの「保有者」を、移動先のビークルに変更します。
投資先の移動手順(ビークルA → ビークルB)
投資ビークルAから投資ビークルBへ投資先を移動する場合、以下の手順で操作してください。
ステップ1:移動先のビークル(ビークルB)を保有者として追加
1.「ビークルA」より移動したい投資先を選択します。
2.画面右上「自社で入力したデータ」を選択します。
3.投資先ページの「証券データ」の「保有者」タブを開き、「保有者の追加」を選択してください。
4.「入力方法」を「自社ビークルから入力」を選択し、プルダウンより「ビークルB」を選択します。
5.保有者に「ビークルB」が追加されます。
ステップ2:証券保有者の付け替え(移動の完了)
1.続けて「証券データ」の「イベント」タブをクリックしてください。
2.現在、保有者「ビークルA」で登録されている移動したいイベントの行にある三点リーダーをクリックし、「編集」を選択してください。
3.「証券の取得・喪失情報」にて、保有者を「ビークルA」から「ビークルB」に変更します。
ステップ3:最終確認と削除
データが保有者「ビークルB」に移動できていることを確認できましたら、「ビークルA」内から投資先を削除してください。
ご注意事項と参考ガイド
注意点(重要)
移動元のビークルで投資関係確認済みであっても、移動先のビークルとは投資関係確認は結ばれません。
別のビークルに移動した場合は、改めて投資関係確認を行っていただく必要があります。
























