スタートアップアカウントでは、外部AIチャット(Claude、ChatGPT等)に指示を出すだけで、smartround上の資本政策表を新規作成・更新できます。ブラウザ上で複雑な表を手動操作することなく、AIとの対話だけで正確な資本政策表を作成・編集が完結できます。
ご利用可能な外部AIクライアントや具体的な接続手順は、下記の参考記事をご参照ください。
参考記事:【smartround MCP】外部AIクライアントとの資本政策MCP接続手順(スタートアップ)
本ガイドに記載の外部AI側の設定画面・手順はあくまで参考例です。
外部AIの仕様変更に伴い、実際の画面と異なる場合がございますのであらかじめご了承ください。
事前準備
本機能は、「スタートアップアカウント」のデータを操作するための機能です。 ご利用前に、以下の設定・権限を満たしているか、確認手順に沿ってチェックしてください。
ご利用の立場(スタートアップご自身/支援者による代行)に応じて、該当する項目を確認します。
▼スタートアップご自身で利用する場合
<スタートアップのアカウント画面>
1.プランの確認
要件:自社の契約プランが「スタンダードプラン」以上であること
確認手順:画面右上のプルダウンメニューをクリックし、「現在のプラン」を選択して現在の契約内容を確認します。
参考記事:【プラン】スタートアッププラン比較表
2.操作権限の確認
要件:データの読み取り操作は資本政策の閲覧権限、書き込み操作(新規作成・更新等)には編集権限が必要です。
確認手順:画面右上のプルダウンメニューから「メンバー管理」を開き、自身のメンバー権限を確認します。
権限が不足している場合は、社内の管理者へ権限付与を依頼してください。
3.外部AI接続の確認
要件:外部AIからsmartroundデータを操作するためのMCP連携設定が完了していること。
確認手順:利用する外部AIクライアントの設定画面を開き、smartroundとのMCP連携が完了しているか確認します。
▼支援者(社外取締役・公認会計士・税理士等)が代行する場合
<投資家アカウントの画面>
1. 支援者側のMCP利用申し込みの完了
要件:支援者アカウント側で事前にMCP利用申し込みが完了していること。
確認手順:画面右下のチャットまたは営業担当にお問い合わせいただき、申し込み状況を確認します。
2.「顧客支援」機能での顧客追加・承認
要件:スタートアップ側の「メンバー管理」から社外メンバーとして招待を受け、支援者側の「顧客支援」機能で顧客承認されていること。
確認手順:支援者アカウントの「顧客支援」画面を開き、対象のスタートアップが顧客一覧に表示され、ゲストアクセス可能な状態か確認します。
参考記事:【顧客支援】支援先の顧客を追加する
3.対象スタートアップのプラン確認
要件:対象スタートアップの契約プランが「スタンダードプラン」以上であること。
確認手順:対象スタートアップの管理者へ個別に契約プランをご確認ください。
参考記事:【プラン】スタートアッププラン比較表
4.ゲストアクセスの操作権限確認
要件:データの読み取り操作は資本政策の閲覧権限、書き込み操作(新規作成・更新等)には編集権限が必要です。
確認手順:「顧客支援」から対象スタートアップにゲストアクセスを行い、画面右上のプルダウンメニュー「メンバー」から現在の権限を確認します。
権限が不足している場合は、対象のスタートアップの管理者へ付与を依頼してください。
5.外部AI接続の確認
要件:外部AIからsmartroundデータを操作するためのMCP連携設定が完了していること。
確認手順:外部AIの設定画面でMCP連携状態を確認します。複数社を支援している場合は、連携先の会社アカウントが対象企業になっているか確認してください。
ご注意(複数社を支援されている方へ)
1回のMCP接続で連携できるのは、1社のゲストアクセス先のみです。
複数社の権限をお持ちの場合は、アクセス先を切り替えるたびにMCPの再接続が必要となります。(再接続時に「アプリケーション連携の許可」画面より、連携先の会社アカウントを変更してください。)
スタートアップMCP連携でできること一覧
AIは、指示に応じて以下の情報を取得・更新できます。目的の操作が実行可能か事前にご確認ください。
分類 | 実行できる操作 | 概要 |
資本政策表の参照 | 資本政策表の一覧取得 | 登録されている資本政策表を一覧で取得します。 |
| 詳細データの取得 | 指定した資本政策上の証券・保有者・イベントを取得します。 |
| 証券一覧の取得 | 指定した資本政策上の証券を一覧で取得します。 |
| 証券保有者一覧の取得 | 指定した資本政策上の保有者を一覧で取得します。 |
資本政策表の管理 | 空の資本政策表を新規作成 | まっさらな状態の資本政策表を新しく作成します。 |
| 既存の資本政策表をコピー | 既存の表または証券データ連動版をコピーします。 |
| 資本政策表の名前変更 | 作成済みの資本政策表の名称を変更します。 |
| 共有状態の切り替え | 投資家・アドバイザーへの閲覧可否を設定します。 |
| 資本政策表の削除 | 不要になった資本政策表を削除します。 |
資本政策表の項目管理 | 証券の新規作成 | 種類株式やSOなどの証券を新しく作成します。 |
| 証券保有者の登録・更新 | 株主(保有者)の新規登録、または情報を更新します。 |
| 保有者の統合(名寄せ) | 誤って二重登録された保有者を1つにまとめます。 |
| イベントの作成・更新 | 資金調達やSO付与などのイベントを登録・編集します。 |
| イベントの削除 | 登録されたイベントを削除します。 |
証券データの参照・更新(※1) | 証券データの参照 | 一覧データおよび詳細データを参照・取得します。株主情報(株式数、住所、メールアドレス等)の取得が可能です。 |
| 証券の新規作成・更新 | 普通株式を除く証券を新規作成、および既存データを更新します。 |
| 証券イベントの新規作成・更新 | 会社設立、増資、株式分割など全17種類のイベントの登録・更新を行います。 |
| 保有者情報の登録・更新 | 保有者の基本情報および担当者を新規登録・更新します。 |
株主総会の参照 | 株主総会の一覧取得 | 株主総会を期限日順に一覧取得します。 |
| 招集対象株主・提出状況の取得 | 指定した株主総会の招集対象株主と委任状(同意書)の提出状況を取得します。 |
※1 証券・証券イベント・保有者・担当者など、一度作成したデータの削除はMCP経由では行えません。smartroundのブラウザ版画面から直接削除してください。
証券データ連動版の資本政策について
「証券データ」には確定したファイナンスの情報が入力されています。
資本政策の「証券データ連動版」の内容を編集する場合は、資本政策表側ではなく「証券データ」自体を編集する必要があります。
同じMCP接続情報(URL/ID)のまま「証券データ」の更新指示をAIに出すか、smartroundのブラウザ版画面から直接操作してください。
<ご注意>外部AIチャットでの仕様確認について
外部AIチャットにsmartroundのシステム仕様や機能について質問すると、不正確な回答や古い情報が返ってくる可能性があります。仕様を正確に確認したい場合は、外部AIではなくsmartround画面右下のチャットから直接お問い合わせください。
新規の資本政策表を作成する
新規に作成する資本政策表の作成方法(新規作成か、既存のコピーか)を決定し、AIにベースとなる資本政策表を用意させます。
1. AIへ新規作成の指示を出す
ご利用中の外部AIツールのチャット欄に「新しく『任意の名前』という資本政策表を作って」と指示を入力します。
【入力例】
最初から空の表を作りたい場合:「最初から作成」とAIに指示してください。
既存の表をコピーしたい場合:「〇〇(既存の資本政策表名)をコピーして作成」とAIに指示してください。
2. 証券と株主(保有者)を登録する
AIから「株主の情報や、発行する株式の種類(優先株、SOなど)を教えてください」と提示されたら、以下の表を参考に情報を伝えます。
項目(チャットで伝える内容) | 指定できる種別の例 | 説明 |
証券の種類 | 種類株式 /SO /CE型新株予約権 / 新株予約権付社債など | 発行したい証券の種別を伝えます(※普通株式は会社設立時に自動生成されるため指定不要です)。 |
株主・保有者 | 「創業者A(社内)」「投資家B(社外)」など | 氏名と、自社の役職員(内部)か外部投資家(外部)かを伝えます。 |
3. イベント内容を入力して、保存する
続けてAIに「会社設立」や「第三者割当増資」などのイベント情報を伝えます。
参考記事:【資本政策】資本政策イベントの種類一覧
【入力例】
「創業メンバーAに普通株を割り当てて会社設立してください」
「投資家BからA種優先株で資金調達する計画にしてください」
AIがイベント作成ツールを実行し、「資本政策表が正常に作成されました」という通知がされたら、smartround上で結果を確認します。
既存の資本政策表・イベントを編集する
すでに作成済みの資本政策表を指定し、特定のイベント内容(調達額や株主名など)をピンポイントで書き換えます。
1. 更新対象の資本政策表をAIに指示する
チャット欄に「『既存の資本政策表名』の内容を更新したい」と指示します。
2. 変更内容を指示して更新を実行する
チャット欄に、変更したい具体的な内容を指示します。
AIによる書き換え処理が完了した旨の通知を確認し、smartround上で結果を確認します。
参考記事:【資本政策】資本政策イベントの種類一覧
【入力例】
「シリーズAの資金調達イベントの調達額を〇〇円に変更して」
「株主Bの名前を〇〇に変更して」
資本政策作成Skillsを使ってより高度なシミュレーションをする
AIと対話しながら、まるでプロのアドバイザーと話すように、自社の成長戦略に合った資本政策を作成できます。
AIが資本政策の作成に必要な情報を順番にヒアリングし、smartround上で資本政策表を自動作成します。もちろん、対話を続けながら修正や別案の作成も可能です。
資本政策作成Skillsとは?
SkillsはAIチャットへの指示文や前提知識がまとまった「設定ファイル」のことです。
資本政策作成SkillsをAIに読み込ませることで、まるでプロのアドバイザーと話すように、自社の成長戦略に合った資本政策を対話形式で作成・シミュレーションできるようになります。
ご利用前の準備(設定方法)
1.「Skillsファイル申込フォーム」からダウンロードしてご利用いただけます。
2.お使いのAIクライアント(ClaudeやChatGPT)のカスタム指示文やプロジェクト機能へファイルを読み込ませます。
※具体的な設定手順は、各AIクライアントの公式ヘルプ等をご確認ください。
※資本政策作成SkillsはNotion AIではご利用いただけません。
資本政策作成Skills一覧
目的別につかい分けることができる、4種類のSkillsをご用意しています。
Skills名 | 概要 | できること |
① シナリオ作成 | 対話ベースの自動作成 | AIの質問に答えるだけで、自動で資本政策表を作成しURLを発行します。 |
② シナリオ比較 | 複数プランの視覚的比較 | 作成した複数の案を横並びで比較。時価総額の推移などをグラフで確認できます。 |
③ 資金調達履歴分析 | 過去の調達実績の可視化 | これまでの調達をラウンド別に集計。時系列グラフとサマリーを出力します。 |
④ EXIT時の分配分析 | 精緻なリターン試算 | 残余財産優先分配権に基づいた、株主ごとの手取り金額を試算します。 |
1. シナリオ作成Skills
smartround上のデータやお手元の株主構成資料をもとに、AIが「エグジット時期・調達回数・SO付与方針」などを順にヒアリングします。質問に答えるだけで、必要な情報がsmartround上に自動で反映されます。
2. シナリオ比較Skills
作成した複数のシミュレーション案を、横並びで比較できます。時価総額の推移、EXIT時の手取り金額や倍率などを、表やグラフを用いて視覚的にひと目で確認できます。
3. 資金調達履歴分析Skills
これまでの資金調達の履歴をAIが自動集計します。分かりやすいサマリー文とともに、時価総額・累計調達額・株主構成の推移を時系列のグラフでビジュアル化して出力します。
4. EXIT時の分配分析Skills
M&A等でEXITした際の、残余財産優先分配権を考慮した「株主ごとのリアルな手取り金額」を試算します。売却金額やSO(ストックオプション)行使の有無をその場で調整しながら、何度でも一瞬で再試算が可能です。
よくあるご質問
Q1. 既存のイベントを編集・修正しようとしたら、同じイベントが重複して増えてしまった
原因: AIが対象のイベントIDを特定・指定せずに新規作成としてツールを実行してしまったためです。
対処法: チャット欄で「対象の資本政策のイベント一覧を出して」と指示してAIに対処イベントを正しく認識させた後、再度変更を指示してください。重複したイベントは、AIに「重複した方のイベントを削除して」と指示して削除してください。
Q2. イベントの「種別」(例:第三者割当増資 ➔ SO発行)を間違えたので変更したい
原因: 一度作成した資本イベントの「種別」を、更新操作によって別の種別へ直接変更することはシステム上できません。
対処法: 一度、該当のイベントを削除する必要があります。AIに「〇〇のイベントを削除して」と指示して削除した上で、正しい種別でイベントを再作成してください。
















