資本政策には、主に以下の2種類があります。
この2つを使い分けることで、確定した正式な情報管理と柔軟な未来のシミュレーションを両立できます。
1.証券データ連動版(確定版):
「証券データ」に入力された確定済みの正式なファイナンス情報に基づいて自動生成されます。
確定情報として、最も信頼性の高い正式な資本政策表としてご活用ください。
2.証券データ連動版以外の資本政策(シミュレーション版):
「証券データ」とは連動せず、自由にカスタマイズして編集できます。
未来の様々なファイナンスケースを検討するためのシミュレーションにご活用ください。
1.証券データとは
「証券データ」とは、「すでに確定したファイナンス情報(過去の増資やストックオプション発行など)」を指します。
「証券データ」でイベントを入力・編集することで、その内容が証券データ連動版の資本政策に反映されます。
「証券データ」の「イベント」画面での表示
入力したイベントは日付の古い順(昇順)に表示され、上から下へと並びます。
資本政策「証券データ連動版」画面での表示
入力したイベントは日付の古い順(昇順)に表示され、左から右へと並びます。
2. 「証券データ連動版」の操作と編集方法
「証券データ連動版」は、確定情報である「証券データ」が入力の基本となります。
確定情報の入力・編集(基本の操作)
「証券データ連動版」の内容を変更する場合は、以下のいずれかの方法で「証券データ」から行ってください。
〈方法1〉
ヘッダーメニューから「証券データ」をクリックします。
「証券データ」画面の「イベント」「証券」「保有者」タブから、それぞれの三点リーダーをクリックすることで、「編集」または「削除」が可能です。
〈方法2〉 資本政策名「証券データ連動版」の三点リーダーから「編集」を選択し、「証券データ」画面へ移動します。
「証券データ」画面の「イベント」「証券」「保有者」タブから、それぞれの三点リーダーをクリックすることで、「編集」または「削除」が可能です。
資本政策画面からの簡易入力
資本政策の画面上からも、以下の簡易入力が可能です。
〈イベントを追加する〉
「証券データにイベントを追加」をクリックします。
「イベントの追加」画面より内容を入力して「保存」をクリックします。
〈イベント内容を編集する〉
編集したいイベントの三点リーダーをクリックし、「編集」を選択します。
「証券イベントの編集」画面より内容を入力して「保存」をクリックします。
<ご注意>
イベントの削除、保有者や証券の編集は資本政策画面から直接行えません。 これらの変更は「証券データ」画面から行うことができます。
3. シミュレーション版の活用
未来のファイナンスを検討する際は、「証券データ連動版」をコピーして編集し、シミュレーションとして活用することが効率的です。
<参考記事>
資本政策のイベント入力方法:資本政策smartround
資本政策の入力でお困りの場合:【資本政策】よくある質問
「新規作成」または、「証券データ連動版」の三点リーダーから「コピーを作成」を選択します。
コピーして作成した資本政策(シミュレーション版)上で、イベントの追加・編集・削除を自由に行い、未来の様々なケースを検討できます。
イベントを追加する
「資本政策にイベントを追加」をクリックします。
左側に表示されるパネルから内容を入力して保存します。
イベントを編集・削除する
イベントの三点リーダーから「編集」または「削除」を選択します。
よくあるご質問
Q1.証券データ連動版の資本政策に、別のシミュレーションで作成したイベントを追加することはできますか?
A1.できません。 証券データ連動版の内容は、「証券データ」からのみ入力・編集が可能です。
参考記事:証券データ【スタートアップ】
Q2.投資家に「証券データ連動版」の資本政策を共有したが閲覧できませんと連絡がありました。
A2.資本政策の閲覧権限だけではなく、「証券データ」の閲覧権限も併せて付与する必要があります。
閲覧権限を付与する場合は、「資本政策を共有」から「会社間のデータ共有」を選択します。
閲覧権限グループを利用している場合
閲覧権限グループが設定されている場合は、「閲覧権限グループ設定」をクリックします。
付与している権限の三点リーダーをクリックして「編集」を選択します。
「証券データ」にチェックを入れて「保存」をクリックします。
閲覧権限グループを利用していない場合
閲覧権限グループが未設定の場合は、該当の共有先の三点リーダーをクリックして、「共有するデータを編集」を選択します。
「各種データ」より「証券データ」にチェックをいれて、「次へ」をクリックします。
内容を確認して「完了」をクリックします。
投資家に「証券データ」の閲覧権限を付与したくない場合
資本政策より「外部共有リンク」を発行することもできます。
外部共有リンクは、リンクを知っている方なら誰でも閲覧できます。 有効期限はなく必要に応じて無効化や再発行が可能です。